人間の誕生や結婚など人生の大切な節目の儀式 (セレモニー)は数多くありますが、お葬式は言うまでもなく、最も大切な儀式です。
お葬式はご遺族の皆様をはじめ、そこにご参集頂いた方々が、天寿を全うされ、次の世代に生命を受け継いだ故人への感謝と尊敬の気持ちを込めて決別の想いを意識して頂く場です。
時代とともに形は変わっても、心を込めてお送りする・・・そこには私たちがこれまで長い間営んできた風習が儀式として伝承され、それが伝来した宗教とともに、現代の葬儀の形が作られました。ここに日本人ならではの文化と故人への想いが見出せます。
葬儀とは、決して私たちの生活から切り離すことはできないものです。親族だけのご葬儀から大規模なご葬儀まで、形は変われども、誰もが経験する大切な儀式。私たちの持つ心魂は自分自身で気が付かないほど豊かで繊細なものです。身体は無くとも魂は存在し、次の世界で安らかに暮らしていただくという、「旅立ち」という観念から、故人に対してはその装束を身に付けてあげたり、身の回りの物を棺に入れるなど様々な故人に対する心遣いが感じられます。
春秋のお彼岸には“こちら”から出向き、お盆には“あちら”から帰ってきて頂ける。この「供養の出発点」としてもお葬式を位置付けられこれは宗教というより私たちの“習俗”と言えるのです。
最近の傾向として、白木の祭壇に菊を飾り・・・というオーソドックスなものから故人らしさを大切にして見送りたいというご葬家様のご要望や、またご本人様からのご相談が増えております。すばらしい人生を生きていた証を、親しい人たちと偲びたいという極めて人間らしいこの思いは当然のことでしょう。
当社がご提案するのは花祭壇を中心に執り行う『フラワー』葬です。人は古来、花で故人を見送ってきたのです。故人の好きだったお花で送るお見送りこそ、私たちが故人に対する決別のあり方であると考えています。そして、一本一本のお花を“手向ける”ことで故人への愛情、感謝の気持ちを託しつつ、ご葬家やご会葬者の方々の心を形に表していきたいと思います。 |